リメカップって11月開催じゃね?せっかく最初からやってるんならイベ感想ちゃんと書くのやりたくなってぇ……
イベントシナリオの再生機能が無いんですね。ミニシナリオ辺りの記憶が霧のかなたに向かっています。振り返ろうとしてあちゃとなったなげつです。
今回はタイトル通り、リバース:1999のイベント感想になります。
イベントシナリオとミニゲームの感想のみなので、攻略パーティとかおすすめ編成そういったものは一切ないので悪しからず。
またグローバル版先行云々とかも知らない状態です。
イベント概要
リメカップ窃盗事件とは
開催初日のスクショ |
リメカップ窃盗事件はゲームリリース後の初イベント。
グロ版知らない場合マジで何が始まるのか分からなかったのでもう少し説明が欲しかったなぁ……この手のゲームまだ理解が浅いので。
リバース:1999のイベントは複数のイベントが期間を区切って開催されるようになっているので、リメカップはこんな構成。
- イベントメインシナリオ
- シナリオ戦闘のハード版
- メラニア個別シナリオ
- メラニアのミニゲーム
- ピクルス個別シナリオ(ミニゲーム有)
- ピクルスの翻訳機(デイリー概念有)
- UTTU集会
メインシナリオ以外は期間が決まって順次公開されていくので上から手を付ける癖をつけた方が良いとされる。
なので今回は主に①③⑤あたりの感想。
メインシナリオプロローグ文章
大スクープの主役たちはこの日、リメカップ展示会場に集結していた。
公式youtubeチャンネル『リバース:1999』1.1バージョンPV「リメカップ窃盗事件」より
ノリに乗ったロックンロール海賊、スポットライトを渇望する芸術家、シャッター音から逃走してきたボーダーコリー…そして、ステージの中央に降臨する国際怪盗。
ポップコーンをお忘れなく。
最高のショー、まもなく上映開始。
公式のPVはイベ開始前に公開されるからこれじゃちょっと分からないな……?
ざっくりいうとメラニアやピクルスの図鑑説明から見て、舞台は1960年代、サッカーW杯のトロフィーであるリメカップが展示されることで沸き立つイギリスのロンドン。
そんなリメカップの展示を中心に巻き起こる映画のようなドタバタストーリーがリメカップ窃盗事件です。
なお主人公達は不在(レグルスとMr.APPLeが出演)。未登録神秘学家の話ってことになるのかな。思ってた倍くらいいるんじゃないか未登録神秘学家……
感想※以下、ネタバレを含みます
記憶が薄れてる部分もあるのでふんわりした感想にはなるけどとても面白かったシナリオでしたね。
シナリオ以前の話ですけど、このゲームの行く末が決まりそうな一発目のイベントに主人公不在のイベントを持ってきてることが一番驚きましたね。最近のソシャゲってそういうものかも?生憎よく知りませんのでご容赦を。
これだけでこのゲームでは主人公にフォーカスを当てるのではなく、この世界にフォーカスをあてていろんなものを描いてくれるんだろう。と感じました。
いいですよね。主人公や誰も知らないところで、世界がいいようにも悪いようにも進んでいたり、世界が滅びかけてたりするっていう全員が主役の星を持っている群像劇。うまくハマるととても爽快。
メタ的に考えるとなぜそこに主人公がいるのかという理由付けが毎回必要になるので大変なんだろうなとは思います。ラスピリ君もそうだったもんな……(本日のサブリミナルラスピリ)
これは元々主人公にはヴェルティという名前があり、主人公はプレーヤーの分身という意識が薄い作品だからできることですので、全部のゲームが全部そうであれというわけではありませんけどね。
前ジャブが終わったので次からネタバレが入ってきます。良しなに。
理解するということの意味を考える物語
リメカップのサブストーリーを含めたすべてのシナリオは理解がキーワードになっていると感じました。
- 父親の一見突飛な発想が理解できない。でも理解したい。解かりたかったメラニア。
- 己の芸術と芸術の照らす未来を信じ、芸術への理解を求め、活動を続けるディガー。
- 犬と人、神秘学家と人間、2つの種族の違いに悩むピクルス。※人間(犬他も含む)
- 理解する。ということをせず(やめ?)マニュアルによる支配を目論むアンダーソン。
- 犬も友人といい理解できているというけど、本当に理解はできていないチャールトン。
- 理解したいからラミレスに入ったファインズおじさん。
イベントキャラだけでも理解という言葉への向きに幅があって面白いなと。
加えてレグルスやAPPLeも理解とは真逆の解釈してるのに正解に近いことを言ってたり、いいこと言ってる口で全くあってなかったり。
メラニアの個別シナリオは彼女が怪盗になるまで、なので少しつらい話でしたね。最終的に没落していくことが分かってる状態で操作させるのは鬼かな?
でも彼女なりにラミレスと向き合って取り組んで、その末の今なんだなっていう積み重ねが垣間見えてよかったです。
過去メラニア好き |
今までは突飛で魔法のような発想で理由付けもなくそうしていると思っていたお父さんが、実は自由な発想を持ちながら理詰めで警備を組んでいることに気付くシーン。
アッシ先生が少し懐かしそうにお父さんもそうしていたっていうところ親子を感じられて好き。
基本、ゲームで怪盗と言えば義賊や個人的ポリシーを掲げているキャラになる訳ですが、怪盗アッシは現状の警備システムへの警鐘としての盗みしかしないというのが面白いですよね。※ラミレスの記録確認が目的とは言え
「悪を暴いて持ち主のもとに返す」ではなく「その警備問題がありますよ。それではお返ししときますね」は面白~となりました。
好きなスチル |
個人的には一番最後に取り組んだからかもですが、ピクルス個別シナリオ印象深くて好きですね。
ピクルスの個別シナリオなんですけど、チャールトンのピクルスへの向き合い方とか、どう思っているかとかが良く伝わってきてすごく良い。
特に姿が見えないピクルスを追ってきたけど、自分を認識したはずなのにそっぽを向いて去っていく姿に「捨てられちゃった……」って小さくこぼすシーン、めちゃくちゃ好きですね。好きなのにスクショ撮ってなかった。無念。
自分が捨てられた側だって言うところに犬たちの関係性は本当に友人なんだなってところが見えて。
ピクルスはピクルスが、幻覚剤のせいでぼんやりしてチャールトンだと認識できていないときに「友人」と言ってるので、たまたま今かみ合っていないだけなんだな……ってなりました。
元々リメカップシナリオの方で犬たちを「友人」と断言するチャールトンいいやつだな、ピクルスもピクルスで呆れつつも彼を友人だと認識しているところがいいなと思っていたのでその部分の掘り下げがあったのがとてもいい。
相互の完全な理解はできてないけどそれでもいいんじゃない?って一緒に星空を眺めるラストはとても心が温まりました。
会場とんでもないことなってるけどいいんか?
絶対に会場をめちゃくちゃにしてやるマンディガーは終始引っ掻き回し役って感じでしたけど、彼みたいな存在は急激に変化していく時代のまっただ中では出てくる必然性のあるキャラなのかなと思いました。
本人は明確にやりたい夢を持ってるし実行する意思もあるけど、それに結果がついてこない。でもへこたれない鋼メンタルなところが面白いですよね。
60年代イギリスの芸術への意識を調べればもっと彼のいる状況について理解が深まるんでしょうけど……まぁ現代アートについては現在に至っても評価の分かれるところですからねぇ。
船から降りた彼がどうなるのか、いつかその芸術の花が開くといいなぁと思いながら絶対に近寄りたくないなと思ってました。 幻覚は流石に嫌だよ。
おしまい
ふとした時にリメカップを振り返って「あれって理解の話だったな」明文化できたとき、感想まとめたいなと思ったので記憶のかなたから頑張ってかき集めました。
現在はイベントは一期一会状態ですが、おそらくイベ回想機能か公式がイベントシナリオ動画をあげるようになるんじゃないかなぁと思っています。
現状過去のシナリオ見たい場合は一般の人があげてる動画しか手段がないのは不健全ですしね。
後ひとつ。リバース:1999のミニシナリオのゲームは倉庫番みたいな、条件を達成しつつゴールにたどり着くゲームなのでめちゃくちゃ楽しい。おすすめコンテンツ。
※ミニゲームの種類は多様なので無い時もあるかも
今開催中のレイクミドロの悪霊も次にくる1.3も色々かみ砕いて消化出来たら感想書いていきたいと思います。
ブログに使っているスクショは自分がプレイ中に撮ったものですが、公式サイトに結構なボリュームの壁紙が順次追加されながら配布されているのでそちらもぜひ。
それでは。
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