この記事はげむすきゲーム紹介 Advent Calendar 2023企画への参加記事になります。
紹介記事とか書くの初めてなのでニュアンスが伝わらなければ適当にかっ飛ばそう!
はじめに
はじめて泣いたゲームを覚えていますか?
なにかで泣く……いいですよね。はじめてじゃなくても、感動したとかでもそういう体験をしたゲームって言うのは思い出深くより大切なものになります。
かくいう自分もそんな感じで、かれこれ数十年近く脳を焼かれ続けているゲームがあります。
ゲーム紹介
「もみの木の下で」という大洋堂から発売された子ども向けPCゲーム
タイトルをみて「へーそんなゲームあるんだ検索してみようかな」と思ってくれたそこの君!感謝しかない!!!
でも「もみの木の下で」と検索窓に入力するとサジェストに「もみの木の下で とらドラ」だったり、「大きなモミの木の下で」っていう違う絵本が出てくるぞ!!
ついでに正しく出てきたとしても古のブログ1件と駿河屋の買取ページとオークションサイトくらいしかこのゲームの情報は出てこないぜ!!!!!
ChatGPTくんにも聞いてみたけどそれはデータベースに無いって言われた。
むしろ嘘をつかれたほうが幸せだったかもしれない |
世知!!!!!辛!!!!!!!!(魂の叫び)
ゲーム情報
検索しても何も引っかからないゲームの大雑把な情報がこれだ!
発売年 :1994年(Mac) 1995年(Windows)
windows95版付属の説明書+ネットより
システム:Mac漢字Talk7以上 Windows95以上
販売 :TAIYODO(大洋堂)
シナリオ・イラスト:ひなた あつこさん
音楽 :からさわ昌一さん
94年……?95年……?気づきましたか、そうです。このゲームは94ないし95年発売のPCゲームとなり、現在では入手困難なほぼ幻のゲームになってしまいました。
手元にあるのはWindows版ですが、調べる限りMac版が出た後にWindows版が出ています。Mac漢字Talk7、そんなものが……
95のPCゲームですが、Vistaあたりまでは互換モードで問題なく動いています。今もVistaがあれば動くよ
自分もVistaを使ってこれまではプレイしてましたが、CDを読み取れなくなる重篤な危機に瀕してしまったのでインターネットの様々な叡智をかき集め、今年11月にWin10(64bit版)での起動に成功しました。
現行のOSで動くのなら入手は困難でも現在も遊べるゲームと言い張ります。ROMがある人は遊べるから遊ぼう!
幻とは(当社比)
どのくらい幻かという点への考えは個人差があるかもしれないのですが、次の理由から幻としてます。
まず、検索に出てこないということは公式サイト存在しません。
販売の大洋堂さんはWeb制作・印刷・デジタルサイネージの会社ですが沿革などにゲームに関する記載ありません。三本は確実に出してるし一本は確実にフルボイスだったんですけど……
ゲームを彩る豊かな音楽……最近は昔のゲームのサントラもSpotifyとかに配信がきたりしますよね!……はい。こちら第一に作曲家のサイトの仕事履歴に記載ありません。
当然Spotifyとかのサービスにも曲は存在しません。
唯一、作者(イラストレーター)のサイトに記載はあります。ブログとかの話で少しだけですけど……
以上が幻と表現した理由です。幻だな……
そんな「もみの木の下で」(以下「もみの木」)は悲しい話ですが認知度が……ない!!!!!
そもそも同じころに出たテレビゲームはやっていても子ども向けPCゲームをやった人、覚えている人、これが中々見つからない!!
家族以外で知ってる人は上記でちらっとでた検索で引っかかるブログの人くらいでして。
そんな時にアドカレ企画を目にして「これを機に虚空に向かってちょっと語るか……」と参加に踏み切った次第です。
記事はどうにも長めになってしまった気がするけど、どうか人助けだと思ってゲームシステムあたりまでは読んでほしい。
げむすきユーザーへのちょっとしたお願い
「アドカレ」「アドベントカレンダー」「もみの木の下で」などの主要ワードでアンテナ立ててます!なので感想に入れてくれると認知度が上がった事実で命が助かります!!!!
すごい!見た報告をするだけで人の命が救える!!タスケテ
あらすじと登場人物と相関図
このゲームの思い出を語るより先に、このゲームについて色々知ってもらわないとお話にならないのでまずはあらすじからはじめましょう。
アドカレ企画ではネタバレは極力控えていこうってルールなのでなるべくざっくりしますが、何せこのゲーム手に入れる手段も知る手段もほぼ無いからね。
これってネタバレじゃね?みたいな箇所が出てもある程度はゴリ押して書いていきたいと思います。よろしくおねがいします。
あらすじとして本編のプロローグ部分を紹介していきましょう。
スタートのムービーから操作可能な部分まで、見たままを受け取って書きました。
あらすじ(プロローグ)
あるところに、誕生日に子犬をプレゼントしてもらった女の子がいました。
女の子と子犬は出会ってからいつでも一緒に過ごしていました。
そんなある日、女の子は豪華客船での家族旅の途中、不運にも嵐に遭遇してしまいます。
激しい嵐の中、雷に打たれた豪華客船はなんと沈没してしまいます。
乗客はボートに乗って無事に避難できていました。
波によって激しく揺れるボートの中、女の子に抱えられた子犬でしたが、揺れた拍子に女の子の手から飛び出し、海に落ちてしまったのです。
ボートから身を乗り出して手を伸ばす女の子でしたが、お父さんは娘が落ちないよう必死に娘を支えます。
泣きながら子犬に向かって必死に手を伸ばす女の子でしたが、どんどん子犬との距離は離れていってしまい……
ところ変わってここは晴れ晴れとした天気のとある北国。
オフシーズンのサンタさんとトナカイは海に釣りに来ていました。
さては流れ変わったな? |
しかしこの日は中々成果が出ず、釣れるのは長靴だったり、釣れた魚もバケツから飛び出して逃げていく始末……
そんな時、海の上にプカプカと何かが浮かんでいるのを二人は見つけます。
そこにいたのは木の板の上でぐったりとした様子の子犬でした。
これは大変だとすぐにトナカイは海に飛び込み、救助に向かいます。
そうしてサンタさんたちに保護された子犬。
目覚めた後、サンタさんやトナカイにおうちはどこかを聞かれますが、自分のおうちがどこか答えることができませんでした。
帰る場所がわからないのならと、子犬はしばらくの間サンタさんたちの元で過ごしていくことになりました。
子犬が過ごしていく北国の日常。はたして女の子と再会できるのか……
以上があらすじとなります。そうだよこのゲームはサンタさんとトナカイが出るんだ。忘れてましたメリークリスマス!!!!
船の乗客(人)は全員無事です。ゲーム内に無事の記事があります。
(人は)全員無事の奇跡を報じる新聞 |
このゲームにはキャラクターの台詞というものは有りません。
何かを説明するときは吹き出し付きのイラストが使われ、ボディーランゲージなどが使われています。
丘の方に遊びに行くことを伝えているシーン |
ちょっとだけ文字は出てくる。でも外国が舞台のお話なのでほぼ英単語。
なので文字が読めない子も読める子も、一緒にやる大人も、大人になった後も楽しいわけですね。最高。
主な登場人物
メンバー紹介にいってみましょう。
画像はスクショか悩んだ末に自分で書くことにした。ファンアートです。
※公式的な登場人物説明がないので全部勝手な呼称になります。
子犬
たぶん物語の主人公という枠で紹介していいと思う。主人公。
嵐の中で不運にも女の子と離れ離れになってしまう。
人懐っこくやんちゃな性格。
やんちゃが過ぎてたまにすごいトラブルを持ってきたりする。
女の子
アメリカの方に住んでる女の子。子犬の家族(飼い主)
嵐の中で不運にも子犬と離れ離れになってしまう。
はぐれたあの日からずっと子犬のことを探している。
サンタさん
北国に住んでるサンタさん。トナカイが相棒。
おおらかな人柄で頼れる大人ポジション。
オフシーズンなので赤い服よりオーバーオールとハットを被った姿がデフォ。
全世界の子どもたちからの手紙を読み、プレゼントを用意し、そして届ける人。
トナカイ
北国に住んでるトナカイ。サンタさんの相棒。推し。
トナカイなのでソリを引けるのはもちろん二足歩行もお手の物。
泳げる・叱れる・サンタさんの仕事を補佐するしっかり者。
子犬にとってサンタさんがお父さんならトナカイは年の離れた姉か兄。
叱るときはピシャッと叱る。しつけが厳しい。
手袋をつけた姿が可愛いね。
女の子
サンタさんの近所に住んでる女の子。
子犬と一緒に遊んでいる。
最近やってきた男の子が気になっているみたい。
男の子
近所に住んでいる男の子。
読書が好きなおばあちゃんっ子。
現在はおばあちゃんの家で過ごしている。
妖精の家族
大地に種をまいて花を咲かせる妖精一家。
怒るとこわーいお父さん・おおらかなお母さん・娘のプルルの三人家族。
なんでプルルだけ名前が出るかというと、「うるうるII」でスピンオフ「妖精物語プルル」が存在し、作者のHPに名前が載ってたのであった。
女の子表記が二人いるぞ?となった人申し訳ない。これまで二人を「飼い主の女の子」「近所の女の子」と呼び分けてすらいなくてですね。
わかりやすく表記したら逆に書き手が違和感を覚えちゃったので主観で紹介してるし、とありのままの記述をしています。
あと一人だけ紹介内容が多めなのは気のせいではない。なぜなら古来より推しのことは長く狂ってていいとされるので。
トナカイ、トナカイはいいぞ。トナカイをよろしくお願いします。
ちなみに実際のトナカイって冬に角が生えてるのはメスだけなんですが、このトナカイは年中角が生えているのでファンタジートナカイです。二足歩行の時点でそう?現実でもサンタのトナカイは二足歩行してるかもしれないじゃないか。
特定のキャラクターというくくりで絞り込む場合、泣かされた回数だと人生で一番の可能性がある。その場合の二番目は子犬。
相関図
分かりにくいだろうからまとめてみることにする。
わかりやすくなったかもしれない。
ゲームについて
キャラクターの紹介が終わったら次は操作方法やらのご紹介。
もう少しで「もみの木の下で」の全容をうっすらぼんやり把握できるようになるはずである。
かわいいグラフィック
イラストレーターのひなたあつこさんが描くキャラクターや世界はとにかくかわいい。
ひなたあつこさんはコンビニスリーエフのマスコットキャラクター「まるまる・こころ・きらきら」のデザインをされていたりします。
実はスリーエフのまるまるこころきらきら~のCMソングもこのゲームと同じからさきさんの作曲です。なんなら歌手も同じ人らしい。
現在もハンドメイド作品の発表のほか個展を開くなどの活動をされています。
クリックだけできればプレイできる
このゲームは最低マウスを動かしてクリックすることが出来ればエンディングまでプレイすることができます。簡単!!!
クリック以外の操作はドラッグ操作だけなのでちょっとマウスに慣れたら誰でも遊ぶことができます。
ドラッグでリンゴをあげたりとか |
しかけ絵本のような、シンプルだけど細かな仕掛け
詳しいゲームの進行方法ですが、画面内にあるキャラクターや背景、モノをクリックして色んな反応を見ながら、画面内の特定の部分をクリックすると場面転換して次のシナリオに進む……めちゃくちゃシンプルな構成です。
いわゆるポイント&クリックADVと表現してもいいかもしれませんが、記事の公開前にチェックをお願いしたら、このゲームを端的に表すならゲーム版しかけ絵本だと大変良い表現をもらいました。
サンキューエンディングクレジットに載せとくわ。
たしかにしかけ絵本のしかけで遊んで、遊び尽くしたら次のページに進む……イメージとして的確ですね。
とはいえシンプルすぎたら子どもでも作業になっちゃうんじゃ?と思わなくもない。
でもそのクリックできる箇所が画面に映ってるものほぼすべてだったら……?
すっっっごい楽しいんです。
例えば子犬が保護されてベッドで寝かされているシーンを見てみましょう。
この画面内の戸棚をクリックすると……
パカッと小気味よい音とともに引き出しが開いたりします。これだけでも楽しい。
単純な動き以外にも、時計をクリックすると……
あ~~~~~よすぎ~~~~~~~~~~~~ |
何回でも見ちゃうよさがここにある。
他にもキャラクターだとクリックする位置によって動きが変わったりします。
例えば本を読んでるトナカイは本の辺りをクリックすると……
ペラペラと本を読むトナカイ。かわいい |
本以外をクリックすると……
寝転がるトナカイ。かわいい |
操作できる箇所はすべてこんな感じでどこをとっても、とにかくわくわくする作りになっています。
まさにしかけ絵本ですね。散りばめられた仕掛けを見て触って感じて……とにかく飽きない魅力があります。
全部触れて全て違う反応が用意されています |
こんなの、こんなの画面全部クリックしたくなりません???
じつはスライドパズルもある |
シンプルながらも感動のシナリオ
紹介してるんだから当然とも言えますが、シナリオがすごくいいです。ネタバレしたくないからいいしか言いませんけど!!
エンディングを迎えるまでのプレイ時間としては大体1時間半位のボリュームですが、短いお話の中に丁寧に説明や伏線が散りばめられています。
しっかりとしたシナリオがあるからこそ、その脇にある仕掛けが光るんですね。
また演出やムービーが適宜挟まるのでさながら一本の映画を見たような満足感があります。
あらすじにある通り、衝撃的でドラマチックなはじまりからの平和なシーンからの感動のラスト……冬休みのアニメ映画かもしれない。
見逃しても大丈夫の安心設計
クリックするゲームなので、強制的に場面転換するオブジェクトを知らない間に触ってしまい「あっ!あそこまだ触ってないのに!!!」ってこともしばしば起こります。
でも安心してください。
「もみの木の下で」には「つづきから」のほかに「とちゅうから」が選べるんです!!!!!
天才?????
「つづきから」は最後に中断したところから再開する機能、
「とちゅうから」とはプレイ済みのチャプター(場面)を選んで始めることができます。
スクショ撮影でも大活躍。いたれりつくせりすぎるやはり天才では?
これならまださっきの所で遊びたかったとか、少し前から再開したいと思っても安心。
遊ぶ側のことを考えた設計になっていますね。
最高の音楽
音楽もね、最高でして。
「もみの木の下で」のCDは音楽CDとして読み込み、プレイヤーから主題歌やサウンドトラックを聴くことができます。
更にゲームトップから「おんがく」を選択するとゲーム画面をオーディオプレイヤーにして聞くこともできます。最高。
良すぎポイントなんですが、ゲーム画面のオーディオプレイヤーただ再生できるってだけではなくて
このCD-ROMの音楽の多くは、弦楽四重奏で制作されました。それぞれのシーンのグラフィックや解説付きで音楽をお楽しみいただけます。
説明書 オーディオプレイヤー機能より
実際の画面がこちら
突然の大人向け文章!!!!!!
そしてここだけで見れる可愛いグラフィック!!!!!
楽器の解説もあったりする |
良すぎる!!!!!!!!!
音についてはどう表現するのが正解か、伝わるかが分かんないんですけど、チェロなどの重低音だったり弦の震えが伝わってきてる気がします。知らんけど。
一番好きな曲プレゼン
脇道かもしれないですけど聞いてほしい。「ぷれぜんと」は最強の曲なので。
どこで流れるかはネタバレ待ったなしなのですが、ヴァイオリンの主旋律の動からはじまって静に移りそこから金管も加わり一気に音が押し寄せて盛り上がりが最高潮になる瞬間がとても好きでして……
ゲーム画面と合わさるとそれはもう最強なので一生好きとしか言えなくなります。
この曲の話も伝わってほしい……画面の向こうに届け音楽……そう思った人間が取る行動は一つしかありませんね。
そうですね、耳コピですね。
思い立ったが吉日。えぇ、とても良いことわざだとおもいます。
うなれ両耳、ドレミがわかってるならなんとかなるはず理論で突き進め。
正気に戻りかけつつぶん投げたらニヤニヤしながら耳コピ支援ツールのサイトを投げられた図。こ、こいつ!!
紆余曲折の末にそこそこの完成度を手に入れたので聞いてください。
持つべきものはチェックしてくれる身内である。
二、三回キレかけた気がするけど気圧のせいです。
BPMもちゃんと測って設定すりゃいいのに無からすべてを出力しはじめたのでクォリティとしては何とも言い難いところ。
本当はもっっっと良い感じにたくさんの楽器が重なってるし、主旋律もいきいきとヴァイオリンを奏でてる様子が思い浮かぶ最高の曲なんですが少しでも伝わったらいいな……パート別に出力しなおしたのでまた調整されるかもしれない。
遊び心をくすぐるSE
曲だけでなく、一部SEも楽器が使用されています。
たとえば花のつぼみをクリックした時はたいてい花が開くのですが、楽器をポンッ弾く音がSEとしてついてます。
花ってポンッと咲くものじゃないんですが、このSEがあることによって魔法のような感じがして全部花を咲かせたくなります。します。
そうして思い出話
※ここから先は自分語り思い出語りかつ、ネタバレというか「エンディングそういう展開なんだろうな」と予想がつく内容が含まれます。
ゲームを知れたから満足!って方はお疲れさまでした。
このゲームがあったということを知っていただけると大変嬉しいです。
壊れたスピーカーのように繰り返しますが、読んだ報告などにゲーム名とか企画名を含めてもらえると救われる命があります。なにとぞなにとぞ……
もうちょっとだけ続くんじゃよ
泣いた日のこと
このゲームをプレイしてクリアしたのは幼稚園年少のクリスマスの夜のことでした。
近所の人がディズニーランドのお土産を届けに来てくれましたけど、ギャン泣きしすぎてまともなお礼が出来なかったオマケエピソード込みでよく覚えています。
記事を書くにあたって「そもそもどこで手に入れたんだ?」と入手先が気になって聞いてみたところ
電気屋のワゴンセールでみつけ「うるうるⅡと同じ作者さんじゃん」となり購入したそう。
プレイタイミングは特にクリスマス意識はしてなくてたまたまクリスマスにプレイしたらしい。運命じゃんそんなの。
うるうるⅡ
同じく太洋堂から発売されたPCゲーム
我が家のディスクは壊れてたのでお盆の田舎が舞台の精霊牛のなすぴーと犬のタケの話だけプレイしてる。文字通りうるうるするような泣ける話。
Ⅱということでただの「うるうる」も存在する。
ちなみにもみの木泣いた本人はもちろん、良ゲーであるという事実に泣いたやつがいるという事実が重なり、家族にもとてつもないインパクトを残しています。
なので「あー昔そんなのプレイして……?」ではなく今でも普通に「もみの木がどうしたって?」で話が通じてすぐに情報が手に入りました。その先の人生で親の前であんまゲームしてないともいう。
ちなみにギャン泣きする様はドン引きされてたような気がする。
実際に聞いてみた。
目撃者父「ないてる」引く母「はぁ????」
そうか……
もみの木というゲーム
大人になってプレイしてみて気付いたこととして、このゲームは終始「出会いと別れ」を描いている作品です。
終始ということは様々なパターンの出会いと別れが描かれていて、それが当時の自分には相当な衝撃だったから泣くという結果が生まれたんでしょうね。
わかる、今もプレイすると泣いてるので。
毎回最初は思い出補正のなつかしさから目頭が熱くなるんですが、次第に鼻はすすっていき最終的に当時と全く同じタイミングでボロボロ泣きだす。
トナカイという存在
幼い自分の脳を焼いたのはトナカイないしもみの木そのものなんですが、トナカイは二次元の初恋の可能性すらある。推しの概念があったら最初の推しと言えるでしょう。
三つ子の性癖百までといった感じで今でも好きになるキャラクターや作品の傾向とトナカイともみの木は共通項が多くてたまに我に返る。
単純に上げていくと、何でも出来る・しっかり者(年上)辺りとか〇〇〇〇(ネタバレ)とか、そういうキャラがね、好きになっちゃうんですよこいつこいつこいつーーーーーーーーー
まぁそういうキャラは往々にしてこちらの心に傷をつけてくるんですよね。最初の傷を負わせたのもトナカイだよ。初手でクリーンヒットしちゃったんだからもう終わりだよ。
だれよりつよく だきしめたい
「だきしめたい」の話もしちゃうぞ〜。見出しは歌詞の一部。
だきしめたいは「もみの木」のテーマソングです。歌ついてるんです。そして作中で流れるんですよ。すごいなこのゲーム。
だきしめたい
うた:加藤かほり
作詞作曲:からさき昌一
これはどっちが先なのか分かりませんが、「だきしめたい」のメロディーはそのまま「もみの木の下で」のメインテーマです。
なのでメインテーマを聴き続けながらプレイ進めてたら突然馴染みのあるメロディーの歌詞入りの曲が流れてくることになります。情緒ないなる。
一番好きな曲は前述の通り「ぷれぜんと」ですが、この曲の流れる入り方が本当に神がかってるんですよね。
劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring songの春はゆくやドラマ
アンナチュラル各話でのLemonのような入り方されたら耐えれるわけがない。
歌詞の内容は遠距離恋愛中のカップルの曲です。なんかこう、子犬と女の子とかトナカイとかを頑張って解釈したら出来なくもないけど、「もみの木」本編とは関係ないと判断してます。90年代のアニメOPみがある。
フルが音源として入ってるので2番まで聴けるけど1番はともかく2番の歌詞がわりと生々しい。
さいごに
ほんとにこれで最後。
改めてここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
実のところ、アドカレ企画以前から頭の中ではずっと「もみの木の紹介文を書くならこんな感じで、これは書いて、あれはああして」と構想だけ抱えてました。
なのでこうして形にできたのはとてもいい機会に恵まれたなと思っています。
この記事のために色々な事を頑張りました。
ゲームの起動方法の模索からはじめ、noteだと都合がよくなかった部分があったのでブログの開設、耳コピ、お絵かきなどなど……なんかめちゃくちゃ動き回ってますね。
終わりに残っている達成感をしみじみをかみしめております。
ありがとうげむすき!!!!
入手手段が中古で転がってたらワンチャン……くらいどこにもないゲームですが、そういう素敵なゲームがあると知ってもらえると嬉しいです。
いよいよアドカレ企画も明日がラストになります。
最終日は企画者のName_02さん担当です。
アドカレへはこちらから。色々なゲームの紹介がありますので是非!
エンディングクレジット
書くって途中でいったんで……
購入昔話提供担当
膝の上でパソコンを触らせてたはずがいつの間にか勝手に電源をつけるようになってることに気付いておや?となった父
特に何も気にせず父がいない間好きにパソコンで遊ばせてた母
内容の添削(耳コピ含む)担当
耳コピ経験者だったしなんでかMIDIキーボード持ってるもみの木の話題では「だきしめたいをカラオケに入れろ」が口癖、謎の兄
やり取り中3回くらい頭の中でオフコースのさよならのイントロが流れた気がしたけど仲は無事です
文明の利器にあやかる打ち込みアプリ
MusicLine(Android)
最終的にいい感じにする頼れるやつ
Audacity
モチベーションが保てた理由
げむすきのみんなとアドカレ参加者の気持ちのこもった記事
出ていかなかったもの
やる気
時間泥棒
レイドと箱イベ
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